Yaquo Warms Labo – NARA TEIBAN

Yaquo Warms Labo

東大寺は奈良時代に聖武天皇が国力を尽くして建立。光明皇后は医療施設として施薬院を設けました。薬は仏教の伝来とともにわが国に伝わり、中でも薬湯は東大寺の復興造営の際、用材を伐りだす仕事に従事した人々の身体の疲れ、打ち身、くじきなどの治療ために用いられました。薪で熱く焼いた石の上に濡れむしろ、薬草、ござを敷き衣服のままで寝ころぶ、いわばミストサウナでした。現在も修行で荒れた肌の修復や疲労回復のために入浴剤として薬草を用います。この伝統をパッケージングして「薬湯」を開発しました。

医療が充実していなかった時代の置き薬は、現代のセルフメディケーションに通じるところがあり、長年人々の健康に関わってまいりました。家庭薬の製造会社として皆様の健康を支える手助けをするお薬は、商品と共に情報を提供し健康で質の高い生活の実現に寄与することにあります。超高齢化が国民医療費を増大し将来を担う方に負担を強いる状況にある現在、私たちは製薬会社でありながら薬に頼るのではなく、生活習慣を見直し自分の健康は自分で守るという新しいセルフケアを提案する為にYaquo warms labo.を立ち上げました。より快適に健康な生活をおくるために、120年間積み重ねてきた伝統を生かし、現代の新しいものを取り入れ融合した製品を提案し続けると共に、これからも、心と体のバランスを大切にし、健康でいきいきとした暮らしをささえる存在でありたいと願っています。